モンテッソーリアン、里親になる。

10年モンテッソーリ教師をやってみて向いてないことが分かった(笑)ポンコツモンテッソーリアンの里親活動奮闘記録。

動画との付き合い方 ~全く見ない育児は難しい~

私が、子どもを育てる前から
難しいんだろうなと漠然と思っていたことの一つが
この「動画」問題。

全く見ずに子育てをするということは
それだけ子どもに向き合わなければいけない時間が増えるし
家事はおろそかになってもしょうがないのかもしれない。

その予感は的中しました。

里子を受け入れて、数週間で私は体調を崩し
それが半年ほど続いたのですが
まず自分が体調悪いときに子どもの相手をするのって無理ゲーでした。
→結果、動画に頼ることに。

他にも、ご飯を作っている間や、手が離せないときなど
動画を見せて場を繋ぐことは多々ありました。

それはいつしか習慣化して
今や子どもは、朝起きたらまず動画をつけます。
それからトイレや着替え。
順番が…(涙)


さてここで、
私が過去に動画について書いた記事を見てみましょうw

montessorilover.hatenadiary.jp
montessorilover.hatenadiary.jp


…フフフフフフ(不穏な笑み)


何て正論なんでしょう。(再び)


そしてそれができたらどんなに素晴らしいか。


でもできない自分を責めるのはもうやめにしました。
(あきらめたともいう)


今は、動画を見ているときはなるべく一緒に見て
会話をしながら(ときには動画に突っ込んだりしながら)
楽しく見ています。
(夕食を作る時は無理なんですが)

そして動画の世界においても
なるべく現実を伝えるようにしています。

例えば、同じ人が2役やって同時に出ているような動画では
「これは編集っていって、
 別々に撮影して、後から動画をくっつけるんだよ」
など。

つまんねー!と思われるかもしれませんが
ファンタジーの世界で生きてほしくないのです。
ちゃんと現実を生きてもらいたいのです。

こんなに動画見せといて今さら何をって感じですが
最後の抵抗です(笑)

もしくは、動画を作る側に回れるようになってもらいたい。


で、このまま動画漬けの毎日になっちゃうのかな~
と心配していたら

ある日、動画を見続けていた子どもが言いました。

「おかあさん、つまんない」

そう、動画もずっと見続けたら飽きるのです。(そこまで見せるなって話ですが)

そして何が楽しいかって、やっぱり「手や身体、五感を使う活動」なのです。

それに気づいてからは、動画を見ていても
「一緒に〇〇しない?」と誘うと
必ずそっちの方にやってきます。

と言っても外で遊んだり
お部屋でレゴを作ったり、電車の線路をつなげて遊んだり、絵をかいたり工作したりということだけですが。
(過去に書いた日常生活の活動はなかなか実現しておりません。準備してやればいいのよね)


でもそうやって
「動画見るのつまんない」と言って
他の活動をしたがるだけでも
あぁちゃんと育っててよかった
と感じます。


ちなみに、私の周りで動画ゼロ育児をしていらっしゃる方々は(尊敬します)
おうちに動画を見る環境そのものがないです。


うちみたいに
お父さんが自分のゲームをPCでやりたいから
子ども用にもう一つ安いノートPC買っちゃうようでは無理なんだ
(コラコラ、人のせいにしないの)

お母さんが休みたいときには動画様様なので
動画を見ることを一概に悪くは言えないのが現状ですが

なんとか、できる限り現実の活動に誘って
楽しく過ごしていけたらと思います。
(ふんわり希望的観測で終わります)