実践課題:子どもの肯定的な行動と問題行動を特定して観察する
子どもの肯定的な行動と問題行動を特定して観察することは、
子どもの発達や行動の背景を理解する上で、非常に有効な方法でした。
具体的に何が分かったか。
まず肯定的行動を「お風呂に入る」
問題行動を「思い通りにならないときに暴力をふるう」
に設定して、1週間観察してみました。
1. 行動のパターンとトリガーの特定
行動を観察することで、子どもがどのような状況で特定の行動を示すかを理解できます。
これにより、行動のパターンやトリガー(引き金となる要因)を特定することができます。
肯定的な行動:
どのような状況や環境で子どもが良い行動を示すのかを把握することができます。
例えば、褒められた時にさらに良い行動をするなど。
問題行動:
どのような状況や環境で子どもが問題行動を示すのかを特定できます。
例えば、ストレスや疲労、不安を感じている時に問題行動が出やすいなど。
⇒「思い通りにならないときに暴力をふるう」のトリガーは、
主に同年代の友達と過ごしているときに、
その友達が自分の思う通りに動いてくれないことでした。
家で、思い通りにならなくて机をけったことも1度ありました。
そしてもともと疲れていたり、イライラした気持ちの時に
問題行動が見られました。
具体的には、夕方の時間に多く見られました。
2. 原因と結果の関係の理解
ABC分析(前兆、行動、結果)を通じて、
子どもの行動がどのような結果をもたらしているかを理解することができます。
これにより、行動の原因と結果の関係を明確にすることができます。
肯定的な行動:
良い行動がどのような結果をもたらすのかを理解し、その結果を強化する方法を見つけることができます。
問題行動:
問題行動がどのような結果をもたらし、
それがどのように強化されているかを特定することができます。
例えば、問題行動が注意を引くために行われている場合、その注意の与え方を見直す必要があります。
⇒問題行動は、友達にではなく私に向けられることが多かったです。
わざわざ私の所へ来て、私をたたこうとしたり蹴ろうとしたりしました。
この時点では、私がサンドバッグになるならいいかと、子どもの行動を受け入れてしまっていました。
(この考え方は今後見直されることになります。)
3. 行動の背後にある感情やニーズの把握
子どもの行動を観察することで、その行動の背後にある感情やニーズを理解することができます。
肯定的な行動:
子どもがどのような状況で安心感や満足感を得ているかを理解し、
その感情やニーズを満たすための環境作りができます。
問題行動:
問題行動がどのような感情やニーズに起因しているのかを特定し、
その感情やニーズに対処する方法を見つけることができます。
例えば、不安を感じている子どもには安心感を提供することが重要です。
⇒「他人を自分の思い通りに動かしたい」
という欲求がイライラや怒りとなって表れることがある、ということは分かりました。
大人の私はそこにまんまとハマっていたということです。
むしろ助長していたと言うべきか。
うすうす感じてはいましたが、客観的に観察することによって改めて気づかされました。
非常に危険な思考を助長しているということに気づかされ、
自分の言動を改めて見直すきっかけとなりました。
4. 適切な介入と支援の計画
行動の観察を通じて得られた情報を基に、適切な介入と支援の計画を立てることができます。
肯定的な行動:
良い行動を強化するための褒め方や報酬の方法を見つけることができます。
問題行動:
問題行動を減らすための具体的な対策を立てることができます。
例えば、問題行動を引き起こす前兆を避けるための環境調整や、代替行動を教えるなどの方法です。
⇒環境調整は、お友達とのかかわりの中なので大人が介入しすぎるのもどうかなと思い、この週は危険のない範囲で見守りました。
代替行動を伝える方法は、今後学ぶことになります。
5. 子どもの発達のモニタリング
行動の観察は、子どもの発達をモニタリングし、成長や変化を追跡するための重要な手段となります。
肯定的な行動:
子どもが新しいスキルを習得し、成長しているかどうかを確認することができます。
問題行動:
問題行動が改善されているか、または新たな問題が発生していないかをモニタリングすることができます。
⇒ここまで問題行動についてのみ振り返ってきましたが、
実は問題行動が観察されたのは1週間のうち3回だけでした。
毎日起こっているわけではなかったのです。
行動の印象が強すぎて、毎日のように感じていましたが…
これは私にとってポジティブな気づきでした。
逆に、肯定的行動だと思っていた「お風呂に入る」も、3回しか観察できませんでした。
つまり1週間に3回しかお風呂に入っていないという事実が浮かび上がってきました。
結果、「毎日お風呂に入らない」という問題行動が1つ増えました。。。汗
と、予想外のこともありましたが、
客観的に子どもを観察して記録する というのは
改めて興味深いことでした。
(モンテッソーリ教師として働いていたときは、毎日のように当たり前にしていたことですが…家では意識しないとやらないですね)
この実践課題から気づいたことが、さらに今後の学びに繋がっていきます。
全ての行動には、きっかけがある。行動のABC分析で、そのきっかけを理解する
行動のABC分析とは、行動を理解し、適切な対応策を見つけるための方法です。
ABCは以下の3つです。
A (Antecedent: 先行条件):
行動が発生する前の状況や出来事。きっかけとも呼ばれます
子どもがどのような環境や状況に置かれていたかを確認します。
これには時間、場所、周囲の人々、前の出来事などが含まれます。
B (Behavior: 行動):
子どもが実際に示した具体的な行動。
行動を観察し、具体的に記述します。
この際、行動の強度、頻度、持続時間なども考慮します。
C (Consequence: 結果):
行動の後に続く結果や反応。
これは行動がどう影響を受けたか、
どのようなフィードバックがあったかを示します。
結果が行動を強化するか、減少させるかを理解するために重要です。
具体例
例1:
A (先行条件): 他の子どもたちと遊んでいる間に、おもちゃを取り合う。
B (行動): 子どもが怒っておもちゃを他の子どもから取り上げる。
C (結果): 他の子どもが泣いて、大人が介入しておもちゃを取り戻させる。取り上げた子どもは叱られる。
分析の目的
ABC分析の目的は、行動の背景や結果を理解することで、
問題行動の原因を突き止め、適切な介入方法を見つけることです。
例えば、子どもが他者とのコミュニケーション方法を学ぶ必要がある場合や、
環境を調整することで問題行動を減らすことができる場合があります。
社会的養護下の子どもたちの場合
社会的養護下の子どもたちは、複雑な背景やトラウマを抱えていることが多いため、
きっかけが直前のことだけでなく、遠い過去から来ることもあります。
ABC分析を通じてその行動の背景を充分に理解し、
適切な支援や介入を行うことが特に重要です。
これにより、子どもたちがより良い行動を身につけ、
健全な発達を遂げる手助けをすることができます。
分析とありますが、この時点ではまず、
きっかけ~行動~結果 の一連の流れを観察し、記録するにとどめます。
これらの前提を基に、1週間の実践課題に入ります。(続く)
その問題行動はどこが問題?レッテル貼りを避けて行動を「特定する」練習
ここから先の学びは、こちらのテキスト本をベースに進んでいきます。
この本では、子どもに肯定的な注目を与えることで愛着関係を形成しつつ
社会に適応する為に必要なルールを伝えていくための方法が系統立てて紹介されています。
それぞれがとても興味深く深い学びなので、ゆっくりひとつずつ、伝えていきたいと思います。
まず初めの学びは、子どもの問題行動を特定するということについて。
私たち大人は、あいまいな言い回しをして子どもにレッテルを貼ることがあります。
「ちゃんとできない」(何をどうするのが「ちゃんと」?)
「言うことを聞かない」(それは具体的にどんな場面で、どのような言い方をした時?)
「問題児だ」(具体的にどのような場面で何が問題?)
レッテル貼りは、子どもの人格を否定してしまいます。
私たち大人は、子どもの「行動」が問題であるかどうかに目を向ける必要があります。
さて、私という大人は、子どもの問題行動をちゃんと把握できているのでしょうか。
という前提のもとに、問題行動をより具体的にとらえていきたいと思います。
ここでモンテッソーリの「客観的観察」が役に立ってきます。
問題行動が明瞭かあいまいかを判断するためには、
その行動を詳細に観察し、具体的に記録すること必要です。
以下の方法を用いて、問題行動が明瞭であるかを見極め、必要に応じて改善することができます。
1. 具体的に行動を記録する
問題行動を見たままに、具体的に記述することに努めます。
行動が具体的に書かれており、絵が浮かぶものであれば、それが明瞭な行動です。
逆に、行動が抽象的であったり曖昧であれば、それはあいまいな行動です。
明瞭な行動の例:
「子どもが机を叩く」
「子どもが他の子どもを押す」
「子どもが授業中に大声で叫ぶ」
あいまいな行動の例:
「子どもが悪い態度を取る」
「子どもがいつも落ち着かない」
「子どもが問題を起こす」
2. 観察可能かどうか
行動が観察できるものかどうかを確認します。
明瞭な行動は、誰が見ても同じように認識できるものです。
一方、あいまいな行動は観察者によって解釈が異なる可能性があり、
浮かび上がって来る子どもの姿も大人によって異なることになります。
3. 頻度と持続時間の記録
問題行動の頻度(どのくらいの頻度で発生するか)や
持続時間(どのくらいの時間続くか)を記録することも、
行動を明瞭に理解するために役立ちます。
明瞭な行動は、具体的な数値で記述することができます。
例:
「子どもが1時間に5回机を叩く」
「子どもが授業中に3分ごとに話し、10分続ける」
「子どもがかんしゃくを起こし、30分泣き叫び続ける」
4. 行動の前後を記録
問題行動が起こる前の状況や後の結果を記述することで、
行動の文脈を理解しやすくなります。
これにより、行動が明瞭に把握できます。
例:
「子どもが新しい課題を与えられた後、机を叩く」
「友達におもちゃを取られた後、子どもが他の子どもを押す」
「抱っこされないと分かったとき、子どもが30分以上泣き叫ぶ」
5. 具体的な例の収集
具体的な事例を収集することで、問題行動のパターンを明確にすることができます。
複数の例を集めると、共通の特徴やトリガーが見えてきます。
まとめ
問題行動が明瞭かあいまいかを判断するためには、
私たち大人が子どもの行動の観察者・記録者になって行動を具体的に記述し、
その行動が常に観察できるものであるか、
頻度、持続時間、行動の前後などの要素を考慮することが重要です。
これにより、行動をより正確に理解し、適切な対策を立てることができます。
この前提を基に、次の学びへ進みます。
コラム①:「やったらできた!」と「やればできる」は大違い! 自己効力感とは
前回のレジリエンスの記事で、
「自己効力感」という言葉が出てきました。
montessorilover.hatenadiary.jp
自己肯定感とも違うこの感情は
「やったら、できた!」という小さな成功体験を積み重ね
そこに大人が気づいて共感し、
言葉にして認めることで築かれるものです。
似たような言葉で、
「やればできる」
がありますが、
これは自己効力感を育むものではありません。
大人の一方的な期待感を、子どもに押し付ける言葉でもあるからです。
繊細な子どもはそれをプレッシャーと受け取ることがあり
無気力感に襲われている子どもには
「でも、やらないよ。だってどうせできないんだから」
と後ろ向きな捉え方をされることもあります。
「やったら、できた!」」
は子どもの行動が先にあって、その結果があります。
やってみる。チャレンジしてみる。挑戦してみる。
といっても子どもの世界のそれは、大人の目から見たら些細なことかもしれません。
ご飯を自分で食べてみようとする。
靴下を自分で履いてみようとする。
お友達に自分から声をかけてみようとする。
そんな小さなチャレンジを見逃さず
そのチャレンジを認め
口に出して応援する。
そんな態度が大人には求められているのかなと感じます。
特に、社会的養護下の子どもたちは
それまでの過去に、ネガティブな体験をしてきていることが少なくありません。
お母さんのお手伝いをしようとしたら
「よけいなことするな!」
と逆に怒られたり
自分でご飯を食べようとしてこぼしたら
「何でこぼすの!できないんだったらやめろ!」
と乱暴な言葉を投げつけられたり
「やったら、できた!」の「やった」の部分を否定されてきた、
何なら行動だけでなく人格そのものも否定されてきた
自己効力感からは程遠い環境にあった子どもたちです。
もしくは同じ行動をしても
ある日は褒められる、別の日は何の反応もなし、また別の日は怒られる
と一貫性のない反応を受け続けることで
「私が今感じているこの気持ちは正しいんだろうか」
と自分で自分の感情が信じられなくなり、
何も感じないように自分の感情にふたをすることになってしまう子どももいます。
だからこそ、私たち里親は ~もしかしたらすべての養育者は~
子どもの小さな小さな「やったらできた!」を見逃さず
受け止め、認めて、サポートする姿勢が求められるのです。
子どものレジリエンスを信じるってどういうこと? 「やったらできた!」を育む大人の態度
「子どものレジリエンスを信じる」とは、
子どもが困難や逆境に直面したときに、
それを乗り越える力を持っていると信じるということです。
レジリエンス(resilience)は、心理学の用語で「回復力」や「弾力性」を指し、
困難な状況やストレスに対して適応し、立ち直る能力を意味します。
以下に、子どものレジリエンスを信じる具体的な意味とその重要性を説明します。
1. 子どもの力を信頼する
レジリエンスを信じるとは、子どもが自分の力で困難を乗り越える能力を持っていると信頼することです。
これは、子どもが自己効力感(self-efficacy:「やったら、できた!」)を持ち、
自分で問題を解決できると信じる力を育むことにつながります。
2. サポートと見守り
子どもが困難に直面したとき、親や養育者がすぐに介入せず、
必要なサポートを提供しつつも、子ども自身が解決策を見つける機会を与えることです。
これにより、子どもは自己解決能力を高めることができます。
3. 失敗は友達!失敗から学ぶ機会を与える
失敗や困難は成長の一部です。
レジリエンスを信じることは、子どもが失敗を経験し、それから学ぶ機会を持つことを許すことです。
失敗から学ぶことで、子どもは将来的に困難を乗り越えるためのスキルを身につけます。
4. ポジティブな視点を持つ
レジリエンスを信じることは、困難な状況に対してポジティブな視点を持つことでもあります。
親や養育者が困難を成長の機会と捉え、子どもにもその視点を共有することで、
子どもは困難を前向きに捉えることができます。
里子という存在をもう一度見つめ直す。社会的養護下にある子ども特有の経験とは
里親側の自己観察を終えたところで、
今度は里子側の観察に移ります。
その前に、里子を含めた社会的養護下の子どもたちの
背景について綴りたいと思います。
社会的養護下にある子ども、
すなわち養護施設や里親家庭などで育つ子どもたちは、
家庭で育つ子どもたちとは異なる特有の経験をします。
これらの経験は、彼らの発達、感情、社会的スキルに大きな影響を与えることがあります。
以下に、社会的養護下にある子どもたちの特有の経験についていくつか挙げて説明します。
1. 愛着の問題
社会的養護下にある子どもたちは、しばしば複数の養護者と関わることが多く、
安定した愛着関係を築くことが難しい場合があります。
これにより、愛着の問題が生じることがあります。
不安定な愛着: 養護者が安定しない場合、子どもが不安定な愛着を形成することがあります。
信頼感の欠如: 一貫したケアを受けられないことから、大人に対する信頼感が欠如することがあります。
2. トラウマとストレス
社会的養護下にある子どもたちは、
家庭内の虐待やネグレクト、親の喪失など、トラウマとなる経験をしていることが多いです。
トラウマの影響: 過去のトラウマが、子どもの行動や感情に深刻な影響を与えることがあります。
例えば同じ行動をしても、この時は怒鳴られた、別の時は何の反応もなかったという一貫性のない体験により、
自分自身の感情に自信が持てなくなることがあります。
ストレス反応: 高いストレスレベルが持続することで、感情調整や行動制御が困難になることがあります。
3. アイデンティティの形成
子どもたちは、自分の出自や家庭環境に関する複雑な感情を抱くことが多く、
自分のアイデンティティを形成する過程で困難を感じることがあります。
自尊感情の低下: 自分が施設や里親家庭で育っていることに対する否定的な感情が、自尊感情の低下を引き起こすことがあります。
出自に関する質問: 自分の出自や生物学的な家族についての質問が多くなり、その答えを見つけることが難しい場合があります。
4. 教育と学業の課題
社会的養護下にある子どもたちは、学業面で困難を抱えることが多いです。
学習の遅れ: 頻繁な転校や不安定な家庭環境が、学習の継続性に影響を与えることがあります。
特別な支援の必要性: 多くの子どもが特別な教育支援を必要とする場合があります。
5. 社会的スキルと人間関係
社会的養護下にある子どもたちは、人間関係の構築や維持において特有の課題を抱えることがあります。
信頼関係の構築: 新しい人間関係を築くことに不安を感じることが多いです。
人間関係の不安定さ: 一貫した人間関係を持つことが難しく、人間関係が不安定になることがあります。
6. サポートの必要性
社会的養護下にある子どもたちは、特別なサポートを必要とすることが多いです。
心理的サポート: トラウマやストレスに対処するためのカウンセリングや心理療法が必要です。
教育的サポート: 学業面での遅れを取り戻すための個別指導や特別な支援が求められます。
まとめ
社会的養護下にある子どもたちは、家庭で育つ子どもたちとは異なる特有の経験をします。
これらの経験は彼らの発達、感情、社会的スキルに大きな影響を与えるため、適切なサポートと理解が重要です。
親や教師、社会福祉関係者がこれらの課題を理解し、適切な支援を提供することが、子どもたちの健全な成長と発展に不可欠です。
里親研修でもこのような話は出てきましたので
全く知らないわけではありませんでしたが、
やはり改めてまとめてみると、
中々のしんどさを抱えた子どもを育てようとしていることは間違いありません。
このような難しい状況の中で
希望の光を見つけました。
それが「子どものレジリエンスを信じる」という話です。(続く)
今、ここにいる。3~6歳の愛着形成に必要なこと
我が家の子どもは今幼児期にいます。
そしてもうすぐ学童期に入ります。
幼児期はもうすぐ終わりますが、
ここで改めて幼児期の愛着形成において大切なことを綴ります。
3~6歳までの愛着形成は、幼児期の重要な発達段階において、
子どもの感情的および社会的な成長に大きな影響を与えます。
この時期の愛着形成について、いくつかのポイントがあります。
1. 自立と依存のバランス
この時期は、子どもが自立性を発揮し始める一方で、
まだ親や養育者のサポートを必要とする時期です。
親や養育者は、子どもが新しいことに挑戦し、自立する機会を提供しつつ、
必要な時にはサポートを提供するバランスを取ることが大切です。
2. 信頼関係の強化
この時期に築かれる信頼関係は、子どもの情緒的な安定に大きな役割を果たします。
一貫した対応と予測可能なルーティンを提供することで、
子どもは安心感を持ち、親や養育者を信頼するようになります。
3. 感情の理解と表現
3~6歳の子どもは、感情の幅が広がり、その感情を理解し、表現する能力が発達します。
親や養育者は、子どもの感情を受け入れ、その感情に共感することが重要です。
例えば、子どもが悲しんだり怒ったりした時に、
その感情を認識し、言葉で説明してあげることが効果的です。
例:「悲しかったんだね」「イライラしてるんだね」
4. 社会的スキルの発達
この時期は、子どもが他の子どもや大人との社会的なやり取りを学ぶ重要な時期でもあります。
協力、共有、交渉などのスキルを学ぶ機会を提供し、
適切な行動をモデルとして示すことが重要です。
5. ポジティブなフィードバック
子どもが新しいことに挑戦したり、成功したりした時には、
ポジティブなフィードバックを与えることで、
自己肯定感を育むことができます。
また、失敗した時には励ましとサポートを提供し、
再挑戦する意欲を持たせることが大切です。
6. 遊びと創造性の促進
遊びは子どもの発達に欠かせない要素です。
自由遊びや創造的な活動を通じて、
子どもは自己表現や問題解決のスキルを育むことができます。
親や養育者が一緒に遊び、子どもの興味やアイデアを尊重することも重要です。
まとめ
3~6歳の愛着形成は、子どもの将来の社会的および情緒的な発達において非常に重要です。
親や養育者が愛情とサポートを提供し、
子どもの自立を促進しつつ、信頼関係を築くことが大切です。
上記のことは、できていることもできていないこともあります。
できていなかったけれど、途中で気づいてやろうとしていることもあります。
このようにまとめることで、大人である自分の態度や言動を改める機会になります。
これらの発達段階を踏まえた上で、
社会的養護下の子ども(施設や里親家庭で育てられている子ども)は
どのような体験をしているか/していないか、その背景を次回お伝えします。
