モンテッソーリアン、里親になる。

10年モンテッソーリ教師をやってみて向いてないことが分かった(笑)ポンコツモンテッソーリアンの里親活動奮闘記録。

Q. おうちの環境の整え方 2.トイレ

前回の続きです。

montessorilover.hatenadiary.jp

PCの調子が悪いので、場所毎に記事を書きますね。細切れですみません。


★トイレ

〈危険回避(引き算)〉

トイレの蓋は閉めておく。
(開けておくと、1歳台の子がトイレの水で遊ぶ可能性があるため)
親御さんの目が届かないときは
トイレのドアも閉めておく。


トイレ掃除用洗剤やブラシなど
不衛生なもの・危ないものは
できるだけ届かないところへ。
(お子さんがトイレ掃除をしている場合は
 この限りではありません。
 その代わり、重曹クエン酸など、
 万が一触ったり口に入ってしまったりしても
 比較的安全な洗剤を使用する方がベターです)



トイレットペーパーはロール状のままだと
1歳の子どもが引き出して遊ぶ可能性大なので
(そしてそれを怒ってしまう可能性も大なので)
その時期が過ぎるまではしまっておき、

ちょっと面倒ですが
ミシン目で切り離したペーパーを折りたたんで
数枚ケースに入れて置いておく、というやり方もあります。

(絶対これがいいというわけではなく、一つの方法です)



〈必要なもの(足し算)〉

・踏み台

・子ども用便座


特に上のお子さんが大人用トイレで用を足すために必要かと思われます。
下の子もマネして座るかもしれません。それはそれで下のお子さんのトイレラーニングになるのでむしろOK!


・おまる

下のお子さんのトイレラーニング用に。

子どもが腰掛けやすく、
足がしっかり地面につくものなら何でもOK!


・トイレの外に…オムツ、ズボンなどの着替え+子ども用椅子


モンテッソーリの発想は
「できそうなことはどんどん子どもに任せる」

です。

トイレの前にズボンやオムツを脱ぐことも、
小さなイスと、
着替えを数枚、ケースや棚に置いておいてあげると
自分でできるように援助できます。

ちなみに、モンテッソーリの考え方では
歩けるようになって
両手が自由に使えるようになったら
自分で着脱をするための身体の条件は整っている

という子どもの見方をするので
1歳だからまだ早い、ということはありません。

むしろ子どもを見ていると
着替えなどの自分のことをいちばんやりたがるのは
1歳代です。
(もしそうでなければ、その前に大人が手伝いすぎていて
 子どものやる気の芽を摘んでしまった可能性大です)


次回はリビングです。

(こんなかわいい↓トイレ型おまるを見つけましたので参考までにご紹介★)
 あと前に紹介した椅子とトイレ用踏み台も併せて)