モンテッソーリアン、里親になる。

10年モンテッソーリ教師をやってみて向いてないことが分かった(笑)ポンコツモンテッソーリアンの里親活動奮闘記録。

集団遊びと自己中な時期の関係

あっという間に2月も半ば!早いね。早すぎる。何してた最近の私。おそろしい。


子どもたちも進級や卒園を控え、去年の4月から約1年たつ今、いろいろな成長を見せております。楽しい。


最近は、年長年中さんを中心に、「だるまさんがころんだ」「オオカミさん今なんじ」、かくれんぼ、鬼ごっこといった集団遊びが楽しめるようになってきました。


こういう「一定のルールがある集団遊び」が楽しめるのは、子どもたちを見ていると4歳~4歳半過ぎてからのようです。

逆に、3歳~3歳半頃までの「自己中な時期」には、こういう遊びはまだ難しかったり、あまりやりたがらない様子。学年で言うと早生まれの年少さんあたり。


まず自己中心的な時点で、ルールに従いにくい。
鬼になりたくない、次は私が鬼がいい、ルールを無視してそんなワガママなこと言ってたら仲間に入れてもらえません。ゲームが成り立たないからです。

この状態になると、
①「じゃあ私違う遊びする!やーめたっ」
と言う子と
②「誰も遊んでくれない~」
と言う子に分かれるのですが
②はフォローが必要です。
(①はいたってマイペースなので、ある程度は安心してみていられる)

フォローがないと(あったとしても)
「今日は誰も遊んでくれなかった」
的なことを親御さんに話すからです。

当然、親御さんは心配になって
「うちの子、こんなこと言ってたんですけど大丈夫でしょうか。
 いじめられてたりしませんか?

となります。

ここで親御さんへのフォローも必要になります。


自己中な時期が誰にでもあるということとその時期、
集団遊びというのは、実はその時期のお子さんには難しいこと、
集団遊びをするためには、自分がルールを理解して守れるようになることが必要なこと、
今あなたのお子さんはそのルールを守ることを遊びの中で実践的に学んでいる途中だということ
途中なので時には自分が我慢できなくなってルールに沿わない行動をしてしまい、他の子たちにはそれがワガママにうつってしまうこと
でも本人は、自分の行動が周りの気持ちを害してしまったことがまだよくわからないこと、
ルールを守って一緒に楽しく遊ぶ練習中なので、時にはこういうセリフも出てくるかもしれません、ということ
でもこういう中でルールを守るとか周りの人の気持ちも想像するという社会性が育っていくこと、
年少さんの間は誰でも(あなたのお子さんに限らず)多かれ少なかれこういうことがあるということ、

をお話するとたいていの親御さんは納得され、安心されます。


前の園でも私は年少さんの担当だったので
こういうことを話す機会は多かった気がする。

3歳半頃までは自己中心的な時期、その時期をみんな通って社会性が育つのはそれ以降
というのが普通に当たり前に知られるようになると
親御さんたちの心配も減るのかな~とずっと感じています。