モンテッソーリ教師が里親になって気づいた、たった1つの大切なこと ~愛着関係の築き直し~

愛着関係さえしっかり作れていれば、それ以外のことはどうにかなる。モンテッソーリ教師でもある筆者の気づきに至った経緯やそこから派生する学びを綴っていきます。

読書の秋のいいお買い物

久々の大ヒット。

不登校ゼロ、モンスターペアレンツゼロの小学校が育てる 21世紀を生きる力

不登校ゼロ、モンスターペアレンツゼロの小学校が育てる 21世紀を生きる力


不登校ゼロ、いじめゼロ、
モンスターペアレントゼロ、
障害のある子もない子もみんなで過ごし、
先生も子どももお互いに学びあう
実在する公立の小学校。

そこの校長先生を9年間勤められた木村泰子先生と

生き抜くために「論理力」を身につける
がモットーの出口汪さんとの共著本。


子どもとともに生活していく上で
大事なことしか書いてない。

そんな感じの本です。

そしてこれを読んだら、
モンテッソーリの世界に飛び込んでから
今まで教わってきたこと、実践してきたこと、
その土台にある考え方、
間違いじゃなかったと強く思えました。

むしろ乳幼児期から、大人になった時を見据えた考え方だということを再認識。



実はついこないだ、
モンテッソーリ園を卒園したお子さんが
小学校になじめない
というお悩みを聞いたばかりでした。

でもよくよく話を聞いてみると、
むしろそのお子さんのほうが
自分の考えをしっかり持っていて
自分の言いたいことをちゃんと主張
できている。
つまりは自立している。

だけど、自分の考えを口にしたり
行動に移したりすると
小学校では問題児扱いされる。

これは、小学校のほうが変わっていく必要があるんじゃないのかな?
自分で感じて、自分で考えたことを
主張したり行動に移せたりできるように育った子どもを
受け入れられる、そしてさらに育てられる組織であってほしい。
とそのとき漠然と感じたわけです。


この本を読んであらためて
今変わるべきは、小学校、つまりは大人の意識の方だな
と強く感じました。

子どもを主体に、子どもから学んだら
学校はいくらでも変われる
というのを体現しているのが木村先生であり、大空小学生なのです。


「何か問題が起こったときというのは
大人も子どももみんなで学びあえる絶好のチャンスなんです」

とはっきり言い切る木村先生。

おかげさまで、自分の最近の保育も省みることができました。

子どもが揉め事を起こしたとき、
「またか、めんどくさい」と思ってなかったかな。
「そんな小さなこと、どうでもいいでしょ」
と自分の価値観押しつけてなかったかな。
問題を起こす子ども=問題児だととらえてなかったかな。
行動と人格をちゃんと分けてとらえられてたかな。
自分も子どもと一緒に、どうしたらいいかちゃんと向き合って考えようとしてたかな。
などなど。


木村先生、いつかお会いしたい…
いや、会いに行こう。


ちなみに、この小学校のドキュメンタリー映画
「みんなの学校」は、全国各地で上映中です。

minna-movie.com
(上映会を開いてみませんか のところをクリックすると、全国各地の上映会スケジュールが出てきます)

私も今週見に行きます。わざわざ田端まで…笑

めっちゃ楽しみ!!!


とにかく愛と希望に溢れた素敵な本なので
一人でも多くの方に読んでもらいたいです☆








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