モンテッソーリアン、里親になる。

10年モンテッソーリ教師をやってみて向いてないことが分かった(笑)ポンコツモンテッソーリアンの里親活動奮闘記録。

Q. トイレラーニング中の子どもが、トイレ以外の決まった場所でおもらしするように

*以前、コメント欄に頂いたご質問とその答えを再掲載しております。
(次の質問につながるため)


【ご相談 1歳8ヶ月 女の子】

今トイレットラーニング中の1歳8ヶ月の娘がいます。
1歳3ヶ月から時々パンツ着用していますが、
最近自分からパンツを選ぶようになってきました。
(本当はパンツとオムツの併用は良くないのだとは思いますが、、、)

ところが最近トイレに誘うと逃げ出すようになり、
決まった場所(リビングのテレビの前かキッズスペースの隅)
に行って漏らします。

ここでする!と決めているように思えます。

トイレの便座に座ることは厭わないのですが、
座っているときは絶対出しませんし、
出そうなときは逃げます。

これはもう諦めて、
おまるをいつもする場所に設置してあげたほうが良いのでしょうか、、、。



【回答】

いつも漏らす場所におまるを設置する前に、
このような行動に出る原因を探してみます。


ご質問から想像するに
大人用のトイレに座らせているのかなと思ったので、
そう仮定してお答えしますと
(もし全く見当違いでしたらすみません)


1歳8ヶ月のお子さんには、
大人用のトイレはとても高くて、もしかしたら怖いのかもしれません。
または、足がつかないため、ふんばるのが難しいのかもしれないです。


これを解決するには、
トイレに踏み台(スツール)を置くか、
おまるをトイレの近くに置くことで
お子さんが自分で座れて、
足をつけてふんばることができるようになります。


「ここ(リビング)はおしっこする所じゃないよ
 トイレでしようね」

とお子さんに伝えるのと併せてやってみて頂いて
それでもリビングに逃げるようであれば、
最終手段としてリビングにおまるを持っていきます。
でもあくまでも最終手段です。


ちなみに今勤務している園では、イケアのおまるを使用しています。
全然出ないのに30分おきに座りに来るお子さんもいて、
何ともほほえましいです。


トイレ用の踏み台も、
今はいろいろいいものがあるようです。


お子さんに合うもの
=お子さんが自分でトイレに座れるもの

を見つけられると
トイレ以外のところで排泄するという
大人から見たら謎の行動も
もしかしたら減っていくかもしれません。

お子さんにとって
魅力的なトイレ環境が作れますように。