モンテッソーリアン、里親になる。

10年モンテッソーリ教師をやってみて向いてないことが分かった(笑)ポンコツモンテッソーリアンの里親活動奮闘記録。

大人が手をかけ過ぎない方が、子どもが伸びる説

というのが私の中にありまして、w

新年度になり、新しい先生方も増え、
年少~年長混合組計18人(去年度の新設園なので年長が少ない)のクラスに
なんと先生が4人もついております。

多すぎ!www


大人が多いと手厚くていいじゃない、

と一瞬思うのですが
一概にそうでもないようで。

子どもってすごく不思議で、
大人の手が余ってることが無意識にわかっちゃうんです。
そうするとよけいな甘えが出てきて
本来自分でできることでも、大人にやってもらおうってなるんです。
計算とかではなく無意識だと思うんですけど。不思議~


例えば、お昼寝明けの様子を見ていると
起床→着替え→帰りの支度→おやつ
という同じ流れでも

先生が4人ついているとき;
全員揃うまでの時間=1時間

先生が2人のとき;
全員揃うまでの時間=35分


大人が少ない方が早い!
やればできるじゃん!ってなりました。w

実はこの時間の差、年中組の動きの速さで変わってきていました。

1時間かかった日は、遅い子どもの中に年中さんが4人もいたのに
35分の時はゼロ。
年少組の動きはほぼ変わりません。

年中さんは、流れは今までと変わっていないし、年少さんの1年で着替えも身支度もだいぶひとりでできるようになってきたので、1時間はかからないはずなんです。
が、大人が4人もいればこうなるんだなと。
大人、逆に邪魔だなと。

年少さんはしょうがないよ、まだ初めてだから。そこはペースを見ながらつきあいます。その積み重ねで今の年中さんみたいになるのだから。一緒に頑張ろうね。

大人が手伝いすぎない方がいいこともある。というお話。


おうちでも、例えば下の子の世話に手を取られて上の子が「できない!」ってかんしゃく起こしていたら、それはもしかしたらその子が伸びるチャンスかもしれません。

「おとうさん/おかあさん、オムツかえてるから今はどうしても手伝えないの、ごめんね。自分でできるところまでがんばってみて。どうしてもできないところだけ、おむつ替えが終わったらお手伝いしに行くから、それまでがんばって」
と、なぜ今手伝えないのか、いつなら手伝えるのか、それまでどうしてほしいのかを言葉で伝えたうえで子どもがやろうとするのを待つ、というのも、子どもにとっては逆にプラスになるのかもしれません。

自分でやろうとしたことやできたことを一緒によろこぶ、というフォローは必要ですが、手をかけるだけが本当の意味での愛情ではない、というのを知っていると、本当に大人が手いっぱいの時も、変に罪悪感を持つ必要はないのかもしれません。