モンテッソーリアン、里親になる。

10年モンテッソーリ教師をやってみて向いてないことが分かった(笑)ポンコツモンテッソーリアンの里親活動奮闘記録。

日常生活のお仕事その①掃き掃除

前回のWちゃんですが、
昼寝をしたら午後トラブルがまったくなかったので、

え…睡眠不足???原因そこ??? 

ってなりました。w
(普段は昼寝の時間も起きて別の活動をしているのですが、
 この日は寝てみたそうです)

いや原因が睡眠不足ならそれでいいんだけど。
そうであっても、Wちゃんが楽しめるお仕事を探し続けることに変わりはないんだけど。


とりあえず、毎日できる、すぐできる活動として
子ども用のレーキとちりとりで
落ち葉掃きを一緒に楽しんでいます。
季節的にちょうどいいお仕事があってよかった


掃除だけでなく洗濯や食器洗いなどの家事は、
大人(というか私)にとっては日々のノルマでしかないけれど
子どもにとっては「やりたい!(目キラキラ)」ものなんだなぁと
いつも感じさせられます。

大人が落ち葉掃きをしていると
「あー!Wちゃんもやりたい!」
と意気揚々と近づいてきます。


子どもサイズのレーキを渡し、
「こう使うんだよ」と
やり方をゆっくり見せる。

今度は、自分でレーキを持って
奥から手前に引く。

そうすると、
落ち葉がザザザッと集められる。

それを繰り返すと
山盛りの落ち葉になる。

それをちりとりで集めて
ゴミ袋に入れる。

子どもは、この過程を楽しんで味わっています。

これは結果をいそぐ大人との大きな違い。

だから大人から見たら
「あ~そんなやり方じゃまどろっこしいわ!」
というようなことをしていたとしても
そこは大人がグッと我慢するところです。

一度使い方を見せてもらった子どもは
自分なりのやり方で試行錯誤しているところだからです。

ここで大人が
「そうじゃなくて、こうやるの!」
と下手に訂正しようとすると
「うるさいな~。もうやらない!」
とへそを曲げてしまいます。

もし訂正したいなら
自分用の道具を別に持ってきて
何も言わずに横でゆっくり「して見せる」ほうが得策。

あとは、本人や周りに危害が及ばない限りは見守る。

と、子どもも自分の「やりたい!」を邪魔されず
楽しく活動できます。


落ち葉掃きの場合は、
終わった後、結果が目に見えて分かる
(あれだけ降り積もっていた落ち葉がきれいになくなる)
というのも、楽しいポイントですね。
ここは大人も達成感があって楽しい。

「ありがとう」と声をかけると
「またやろうね先生!遊んでくる!」
と友達のところにかけていくWちゃん。

とてもいい瞬間です。

ほんと、この瞬間がどんどんつながっていくといいなぁ。


自分の手や体を思い通りに動かす。
動かして活動することで周りの役に立ち、感謝される。
本人も達成感を感じられる。

そういうことの積み重ねで
子どものいい部分が表にどんどん出てくる
ことを
体験的に知っているから
Wちゃんもそうなっていくといいなぁと思う毎日です。