モンテッソーリアン、里親になる。

10年モンテッソーリ教師をやってみて向いてないことが分かった(笑)ポンコツモンテッソーリアンの里親活動奮闘記録。

本当に子どもが好きなのは

新しいお仕事が急に決まりました。

で、もうさっそく来週から研修に行くことになりました。展開早いな…。


0歳児を担当したことがないので、0歳児クラスに2週間ほど入らせてもらえるということで、今からドキドキ<<<ワクワクしております。生まれて1年の子どもたちを間近で観察できる…うふふ(あ、仕事はしますよもちろん)


で、保育士用のエプロンがなかったので
今日しま○らに買いに行ってきたんですが、


ほとんどがキャラクターついてるんですね(´-ω-`)
まぁ予想の範囲内だったけども。


私が探していたのは、キャラクターのアップリケとかイラストとか何もない、シンプルなものだったんです。


特に無意識に吸収する3歳頃まで は、
子どもにまず、現実の世界を示す
ことがとても大事なので。


現実の世界で、
動物が二本足で立ってお洋服着て前足に何か持ってお料理したり遊んだり車運転したり
ということはないです。
あくまでもファンタジー、空想の世界。


ファンタジーがダメってことじゃないんです。
与える時期が大切ということ。


動物、例えばくまなら動物園に行ったり図鑑絵本を見たりして、現実のくまはこういうものだよ~と伝えて、子どもがそれを受け止めて

「現実のくまは4本足で歩く、言葉はしゃべらないけど吠えたり唸ったりする、エサは魚や木の実や小動物の肉を自分で捕る、料理はしない。」

などと現実認識できてからのファンタジーなら大歓迎です。


無意識に吸収する時期にファンタジーと現実がごっちゃに吸収されると、情報の整理がむずかしくなり、子どもの中で混乱が起きます。


…これ伝わるかな~。伝わらないかもな~。でも伝わるといいな~。
とやや不安に思いながら書いてます。


子ども、特に吸収する時期の子どもの成長に芯から寄り添おうと努力すると、本当に子どもが好きなのは、現実世界だってことが、感覚的に分かってきます。
現実に適応しようと全力を注いでいる真っ最中なので。


小さな子どもが、おもちゃよりも大人が使っている生活道具や食材に興味を持ち、さわりたがり、使ってみようとして、また実際に使ってみてその結果「またいたずらして!」と怒られ、もしくは「まだ早いから」とたしなめられ取り上げられて大泣きしたりする。

これって、生まれたときから真に子どもが求めているのが「現実世界にある本物」だという証拠だと思うのです。


その感覚を持つと、
「大人が、子どもをバカにしてるかもしれない」
って感じることがいろいろあります。
その中のひとつがこのファンタジーを与える時期。


特に0歳は、出会うもの全てが初対面。


信頼(しようと)している大人が身につけているものに、エプロンつけて泡立て器とへら持って「レッツ・クッキング!」と笑顔のねこがいるって、どうなの…


という目で選んだ結果、ボーダーのアップリケなしエプロンになりました。
味気ないと思われるかもしれないけど、地味に行きます(笑) 
っていうか地味でいいんだわ、大人は子どもと環境を結びつける黒子なんだから。


ファンタジーが大好きな子ども、いいと思います。
私自身もファンタジー大好きです。
でもそれは、現実世界も同じくらい愛していて、
地に足をつけた愛し方であることが前提かなと感じます。