モンテッソーリアン、里親になる。

10年モンテッソーリ教師をやってみて向いてないことが分かった(笑)ポンコツモンテッソーリアンの里親活動奮闘記録。

Q.おうちの環境の整え方 6.台所とダイニングルーム

このシリーズ、ラストになります。
(だいぶ駆け足で来たので、分かりにくいところはまたご質問ください
 第1~5はこちら)

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〈取り除きたい物(引き算)〉

台所とダイニングルーム
1歳代のお子さんがいるおうちでは
取り除く・しまう・隠すなどの
引き算の発想を徹底すべき場所です。
「勝手にさわったら危ない」ものだらけだからです。

・火の元
・熱くなる家電(トースター、オーブン、電気ポットなど)
・家電のコード、プラグ

これらにはひとりでは絶対さわらないように
柵をつけたり、
高いところに置いたり
カバーをつけたりして
万全な安全対策を施す必要があります。


・包丁
・台所用洗剤

などが入った引き出しも、ロックする必要があります。
冷蔵庫もロックの必要性があるかもしれません。


カウンターキッチンであれば
入り口に柵をつければ一発解決なのかもしれませんが
オープンなキッチン
(壁に向かって水道やコンロ台が取り付けられているタイプ)
の場合は、
ハイハイ〜歩くようになった子どもの手が届くところに
危ないものがないように
充分に配慮しないといけないなぁと
うちのキッチンを見ながら感じています。

(今、里親登録をしているところで
そう遠くないうちに、幼いお子さんがうちに来る可能性が出てきたので
対策グッズや高さのある家具などを調べまくっているところです。
ここで紹介しているものも、購入リストの中に入ってますが
何かおススメがあれば教えて下さい)


あとは、

・大人用のお高い食器

は、子どもが小さい間は出しませんw
「触っちゃダメ」「割らないで」
という大人の都合での禁止を極力減らしたいので。

では、どういうものを出しておけばいいかと言いますと、


〈必要なもの(足し算)〉

・子どもサイズの本物の食器

割られてもあまり痛くないもの、割れにくいものを選んで
子どもの手が届く高さに置いておきます。


Duralexのガラスのコップは、サイズ的にも耐久性もすごくオススメです。
ナチュラルキッチンやキッチンキッチンでも売っています。


コップの他にもピッチャー、茶碗とお椀、お皿、スプーンなど

を置いておけば、お子さんが自分で配膳したり
家族分の配膳を手伝ってもらったりできます。


置き方のコツは
数・種類を制限して
ディスプレイするように
いつも同じ場所に置く

ことです。


・子どもサイズの調理器具
(しゃもじ、まな板、バターナイフ、マッシャー、ボウル、バットなど)

を、子どもの高さに用意してあげれば
ちょっとした調理を一緒にできます。


・スツール

があれば、食事後や調理活動のあと
お皿洗いや拭く作業を、シンクで行うことも可能です。

スツールは結局、
台所の他にも、洗面所、リビング、寝室など
様々なところで使えるので
使いやすいものを1~2個用意して、
持ち運んで使ってもいいと思います。


下のお子さんには
お子さんが開けてもいい「引き出し」を予め用意して
無害なもの(タッパーやボウル、スパチュラなど)を入れておいて
好きに出し入れできるようにしておくと
1歳の探求心を満たすことができます。
(中身はときどき入れ替えます。ずっと同じだと飽きるので)


・ゴミ箱について

1歳のお子さんから見たら「取り除いた方がいいもの」であり
3歳半過ぎのお子さんの活動には「必要なもの」でもあるので
工夫が必要です。


1つの案としては

広告で折った箱を生ゴミ入れにして
活動のときだけそれを取り出す

というやり方が考えられます。
(うちの普段の方法ですがw)


蓋付きのゴミ箱を目立たないところに別に置いて
調整活動の最後に、まとめてそこに捨てています。

里子ちゃんが来ることが決まったら
大きめ(高め)の蓋付きのゴミ箱に変えようかな〜
と模索中です。
(今使ってるのは低いので子どもが開けてしまうおそれあり)



台所と食事の場所については
「お子さんひとりで」というより
「親御さんと一緒に」活動することが多いので

大人が一緒にいる前提で、
子どもと平和に共存できる環境
を考えていきましょう。