モンテッソーリアン、里親になる。

10年モンテッソーリ教師をやってみて向いてないことが分かった(笑)ポンコツモンテッソーリアンの里親活動奮闘記録。

子どもの手に合う道具って本当に大事 はさみ編

はさみの活動が、小さな子どもたちは大好きです。

ここでいう小さな子どもとは、2歳~の子どもを指します。
はさみを見ると「やりたい!」ってなります。

でも、2歳前後の子どもの手に合うはさみって、なかなかないな…

そう思っていた時に出会ったのが
PAUL キッズ用はさみ。↓


これがもう、本当に優れモノ。

まずサイズが最高。
2歳過ぎの小さな子どもの手にもぴったりフィット。

はさみの動き、親指と人差し指&中指を穴に入れて
「開く、閉じる」の動きができないと、紙は切れないのですが

このはさみだと、その動きができるんです。


さらに、謳い文句のとおり、
「紙は切れても指は切れない」んです。本当に!!!

やってみたらわかる。(強気)

大人が、使い方をゆっくり見せた後、子どもがするのですが
最初の頃は、それはもう、見てられないくらい、はらはらする使い方です。

でもそれでも、指は切れないので
安心して、子どもに思考錯誤させることができます。

この試行錯誤の中で
子どもは集中していきます。

集中の中で、
その子どもの本来の良い面が表に表れてきます。

大人が見たらたかがはさみ切りかもしれませんが
夢中になっている子どもにとっては、より良い人格を作っている真っ最中。

だから、「やりたい!」ときに
その子どもの手のサイズにピッタリ合う
機能的な道具って
本当に大切なんです。

子どもが小さければ小さいほど
また経験が少なければ少ないほど
道具が悪くてできないのか、自分の腕が悪くてできないのか
区別がつかない
からです。

道具が合わなくてできないだけだったとしても
その子は「うまくできない!もういやだ!」となったら
その活動に向かわなくなります。

それはより良い人格を作る機会を
ひとつ失ってしまうことになります。
もったいない!

というわけで、はさみはこれがとってもオススメ。

他にもいろいろ見ましたが、大きすぎたり、小さくても指が切れてしまったりと
これ以上のものはまだ見つかってません。
(もしあったら教えて下さい)


余談ですが、はさみが使えるようになると
いろいろなものを切りたくなるようで
自分の洋服や髪の毛を切ったりすることもあります。
(私の弟はワンタッチ式のメジャーの先端を切ってしまい、そのままシュルシュルシュルっと中へ…二度と取り出せなくなったとのこと)

あらかじめ、「この紙は切っていいよ。他のものは切らないよ」
と約束しておくことも大切です。