モンテッソーリアン、里親になる。

10年モンテッソーリ教師をやってみて向いてないことが分かった(笑)ポンコツモンテッソーリアンの里親活動奮闘記録。

自分の手で、自分の意志で生活を営んでいくということ。

叔母が亡くなったり、母が入院したりということが続く中で
家に残された叔父や父が自分の食べるものの用意さえ苦労している姿を見ると、

自分の生活を自分の手で作っていくというのは
老若男女問わず、必要なことだと実感させられます。

女の子だから料理を習わせようとか
男の子だから家事はやらなくていいとか
それって結局、いつかどこかで自分の首を絞めてしまうような価値観だな、と。


別に凝ったものを作れるようにならなくてもいい、
味噌汁を作ったり、肉や魚や野菜を切って蒸したりゆでたりして
簡単なものができればいい。
でもそれさえも、今まですべてを妻に任せていた男の人にとっては、
わずらわしいことのようです。

自分の食事管理ができるようになるには、
小さいころから食材や調理に親しみ、
手を動かすことが苦じゃない、
わずらわしいと感じない、
このくらい普通にできると思えるような育ち方が
今後どんどん求められていくと思うのです。


という思いと、
1歳台からバターナイフを持ってバナナを切り、
年少さんになったら本物の包丁でスティック野菜を切り
年長さんの頃にはスイートポテトやパンケーキなど簡単な料理をする
今までの園で見た子どもたちの姿がリンクしました。

やっぱり大事なことなんだよなぁ。
自分の手で、自分の心で、自分の生活をたてていくということ。


新年度しょっぱなからやや重めの話になりましたが
今日も子どもたちの自立のお手伝いができるよう
精進してまいります。
(それどころじゃないかな~泣いてるかな~)