小さい子向け絵本に垣間見える育児スタイル 外国と日本の違い
以前、ある絵本をあかねに持って行った時の反応が
非常に印象的でしたというお話。
それがこちら↓
ちらかしぼうや
0~3歳向けの絵本は、
言葉と実生活を結びつける、実生活に即したものがいい。
(動物が2本足で立ってお料理するようなファンタジーは、子どもの中で世界が確立される3歳以降が好ましい)
とのことなのですが
探してみると意外とない。
なので見つけたらすぐ買うようにしています。
(そしてその本があかね在庫になかったら持っていく、と。これは完全に自己満足w)
この絵本をぱらぱらと見ていた先生たち、
「あら~いいじゃないこの絵本!」
おぉ、気に入って下さった様子。よかったよかった…
「何がいいって、
子どものお世話してるのがお父さん
ってところが、いいわぁ~!!!
さすが外国の絵本!」
えっっっ
そこ???
ってなりました。w
でも確かにそう言われてみると、3歳未満の小さな子どもとお父さんだけが出てくる絵本って外国のものが多くて、日本の物は少ないかも…と感じてしまいました。
「育児はお母さんが主体で、お父さんはおまけ程度」という日本の昔からの慣習が絵本の世界にも表れてるということかしらん。
最近はその慣習も崩れてきて、だいぶ主体的に育児に関わるお父さんも増えてきたように感じるので、絵本の世界でもお父さんが主体で子どもに関わるものが出てくるといいなぁと思います。
ちなみにこの絵本は、男女関わらず、出てくるお父さんを自分に置き換えるととてもほっこりします。
お父さんが片づけるそばから子どもが散らかしていく、という日常でありがちな一コマの連続。でも最後のお父さんのセリフがとてもおおらかで素敵。
私もこのくらいおおらかな気持ちで子どもに接しよう…その方がお互い平和だわ…
と素直に感じられるストーリーです。
ちなみに「ねんね」バージョン及び2冊セットもあります。どちらもお父さんと子ども。
絵もリアルなのに温かくて素敵。
今の保育園にも持っていこうかな。