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モンテッソーリloverのブログ

モンテッソーリ大好き教師の綴りごとです。

言語の敏感期 後半 書く、読む活動について

今までの記事はこちら。
montessorilover.hatenadiary.jp
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上の2つでは主に「聞く」「話す」を中心に書きましたが
3歳以降は「書く」「読む」活動に興味を持ち、ハマる時期でもあります。


書く活動をしている子どもたちを見ていると
文字の形そのものに興味があり、
その形が表す音があることが面白いようです。

そして手を使う旬の時期でもあるので
書く道具を持って、手首を動かして字を書く
ということがとても楽しいようです。

モンテッソーリ園の子たちは、
最初はサンドペーパーでできた文字をなぞったり
(文字部分がざらざら、文字以外のところがつるつるしてます)
やわらかいフェルトペンで
トレーシングペーパーに文字をなぞったり
砂に文字を書いたり
チョークで黒板に文字を書いたり

(最初から鉛筆じゃないところがポイント。
鉛筆は筆圧の微妙な調整が求められるため、
この時期の子どもには難しいのです)

複数の段階を経て
最終的には鉛筆で字を書くようになります。

この間、文字を書くために必要な
・鉛筆を持つ3本の指(親指、人差し指、中指)
・やわらかく軽く動かせる手首

筋肉を身につけていき、
動きを洗練させていきます。

そして文字の形や書き順を
自然に習得していきます。

それが自然にできるのは
言語の敏感期、手を使う旬の時期だけでなく
秩序の敏感期(書き順)
感覚の敏感期(形、音)

の力も働くため。

文字が書けるようになると
字そのものが書けた!という喜びから始まり、

その字を組み合わせて、単語が書けた!

→単語と単語をつなぎ合わせて
(途中やや省略w)文が書けた!

最終的に

書いたことが相手に伝わった!

という喜びにたどり着きます。



「読む」も同様に
文字が読めた!
→単語が読めた!
(また省略w)
→文が読めた!

最終的に

なんて書いてあるか、わかった!

という喜びにたどり着きます。


「読む」に関しては特に、
日本語はアルファベットとは異なり
ひらがな一文字に対して一つの音しかありません。

その一文字一音対応に自分で気づいたら、
五十音をあっという間に覚えちゃう子もいます。

これはおうちでの一例ですが、

お母さんから
「これが〇〇ちゃんの『ろ』だよ」
と、名前の中にあるひらがなを
ひらがな積み木で教えてもらった3歳の子が

「これも『ろ』だね!」
と嬉しそうに
「つ」の積み木を持ってきました。

ろ と つ

確かに形が似ています。

そこで
「これは『つ』なんだよ。
ほら、裏側を見て。
つみきの絵が描いてあるでしょ。
つみきの『つ』なんだよ。
こっちはろうそくの『ろ』」

と、絵に描いてあるものの頭文字が
表に書いてあることを伝えると

その日から3日間、
その子はひらがな積み木に夢中になり
「ろうそく…ろ、りんご…り、」
とブツブツブツブツ言いながら、

五十音すべてのひらがなを
覚えてしまいました。

そしてその日から
自分で絵本を読んでみたり
年長の頃には
幼児向け雑誌を読んでみたりして

「〇〇ちゃん、おこさんのおなまえをいれてください、は」
と大人向けの小さいルビのところまで読んで
大人を笑わせたりしたそうです。

小学校にあがってからも
読書や作文が好きだったその子は

大人になってから7年ほど
翻訳のお仕事に就いたそうです。

おそらくその原体験は
「なんて書いてあるか、読めて嬉しい!」
「私の書いたものが、読んでわかってもらえて嬉しい!」
という幼少期の体験だったのではないでしょうか。



…なんで最後の例だけやたら詳しく追ってるかというと


これ私だから。www


唯一タイミング逃さなかった言語の敏感期!!!

(あとはことごとく逃してる~るるる~
いや親を責めてるわけじゃなくてね
だいたい知らなかったら逃すよね
知ってたとしても現実できないこともいっぱいあるしね
あとはほら、本人の努力次第!
努力しなかったのは私の責任!w)


…気を取り直して。


幼児期に「書く」「読む」活動がピッタリなのは

筋肉の調整期であり、
言語に興味がある時期でもあり
秩序の敏感期や感覚の敏感期や
いろんな内側からの力が働いて

最終的には
本人が嬉しい、楽しいから」。

これに尽きると思います。


だから例えば、
「今が読み書きにピッタリなんだって!」
と大人が息巻いて読み書き系の習い事、
某く〇んなんかに連れて行ったとしても

本人が
「く〇ん楽しくねぇ…苦行…」
って感じてたとしたら
それは時期か、やり方か、その両方か
とにかく何かが、その子にピッタリじゃないんだと思います。

(く〇んには何の恨みもないのだがw
分かりやすい例でいつも出してしまってすみません)

ということだけは言っておきたいかなぁ。


そもそもモンテッソーリの活動は
むりやりやらせるものではなくて
子どもの発達段階に沿って
本人の興味に合わせて行うもの
だから

早期教育という言葉は
なんか違うのになぁ~
むしろ適時教育なのになぁ~
とも感じています。

(最後やっぱりモンテッソーリ誤解あるあるになってしまうなw)