モンテッソーリアン、里親になる。

10年モンテッソーリ教師をやってみて向いてないことが分かった(笑)ポンコツモンテッソーリアンの里親活動奮闘記録。

子どもサイズの道具とその効果

買い物に行くと、職業柄
つい子どもサイズのものを探してしまいます。
そしていいものを見つけたら、予備も含めて2個は買ってしまう。
というのはどうやらモンテッソーリ教師あるあるらしいw

今回はそんなマニアック目線の買い物で見つけた
子どもサイズグッズとその活用法をご紹介します。


子どもに何かしてほしいとき
上から命令するよりも
「どうしたら子どもが自分からやりたい!と思えるか」
に注力した方が効果的なのは以前も書いた通りです。


最近の例でいうと、外遊びの後のお片付け。

子どもには
「時計の針が〇(数字)になったらお部屋に入るよ」
とあらかじめ伝えておいて、いざ

「〇になったよ~、お片付けして入ろう~」

と呼びかけると、まぁ逃げること逃げること。笑

年長ともなればうまいこと言って
いかにイヤなお片付けをしないですむか
に全力を注ぐ子もいます。こらっ

「一緒に片づけようよ~」
と言いながら私も片づけるのですが
気づいたら私しか片づけてない。おいっ!笑

最後、やや切れ気味に
「じゃあ先生は先にお部屋に入るね、さようなら」
と突き放し気味に言うと
「やだー!」「待って!」
と急に焦りだし、“怒られるから”しぶしぶ片付ける。


というのが続いていたんですが
これは大人にも子どもにも精神衛生上よろしくない。


ということで
子どもが主体的に、楽しくお片付けする方法
は何かないかいな~
と思っていたところ、


見つけました。



たわしです。



子どもの手のひらにピッタリの、小さなたわし。
雑貨店や100均でもよく見かけます。


その日は、
「さぁお片付けするよ~
今日はこれでおもちゃを洗おうっと」

と、その小さなたわしと洗面器を人数分並べました。

その道具を見た子どもが

「やる!」「やりたい!」

とわらわらと集まってきました。


洗面器に水をはって
その中に、砂や泥にまみれたおもちゃを入れて
たわしでゴシゴシこする。

ピカピカになったおもちゃからかごに入れる。


たったこれだけなんですが
これが絶大的な効果をもたらし

私がなにも手伝わなくても
園庭中のすべてのおもちゃが
ピカピカになってかごにおさまりました。

私はそれを
おもちゃの倉庫に持っていくだけ。



ら、、、



楽~~~~~~~!!!



何だったんだ今までの苦労は…






子どもサイズの道具を
生活の中に加えただけで
今まで嫌がっていたことを
子どもが喜んで自らやるようになる


という楽しい例のひとつを見ました。


子どもサイズばんざい!!!

(っていうかモンテッソーリ教師として早く気づけよ私w)





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