子どもサイズの道具とその効果
買い物に行くと、職業柄
つい子どもサイズのものを探してしまいます。
そしていいものを見つけたら、予備も含めて2個は買ってしまう。
というのはどうやらモンテッソーリ教師あるあるらしいw
今回はそんなマニアック目線の買い物で見つけた
子どもサイズグッズとその活用法をご紹介します。
子どもに何かしてほしいとき
上から命令するよりも
「どうしたら子どもが自分からやりたい!と思えるか」
に注力した方が効果的なのは以前も書いた通りです。
最近の例でいうと、外遊びの後のお片付け。
子どもには
「時計の針が〇(数字)になったらお部屋に入るよ」
とあらかじめ伝えておいて、いざ
「〇になったよ~、お片付けして入ろう~」
と呼びかけると、まぁ逃げること逃げること。笑
年長ともなればうまいこと言って
いかにイヤなお片付けをしないですむか
に全力を注ぐ子もいます。こらっ
「一緒に片づけようよ~」
と言いながら私も片づけるのですが
気づいたら私しか片づけてない。おいっ!笑
最後、やや切れ気味に
「じゃあ先生は先にお部屋に入るね、さようなら」
と突き放し気味に言うと
「やだー!」「待って!」
と急に焦りだし、“怒られるから”しぶしぶ片付ける。
というのが続いていたんですが
これは大人にも子どもにも精神衛生上よろしくない。
ということで
子どもが主体的に、楽しくお片付けする方法
は何かないかいな~
と思っていたところ、
見つけました。
たわしです。
子どもの手のひらにピッタリの、小さなたわし。
雑貨店や100均でもよく見かけます。
その日は、
「さぁお片付けするよ~
今日はこれでおもちゃを洗おうっと」
と、その小さなたわしと洗面器を人数分並べました。
その道具を見た子どもが
「やる!」「やりたい!」
とわらわらと集まってきました。
洗面器に水をはって
その中に、砂や泥にまみれたおもちゃを入れて
たわしでゴシゴシこする。
ピカピカになったおもちゃからかごに入れる。
たったこれだけなんですが
これが絶大的な効果をもたらし
私がなにも手伝わなくても
園庭中のすべてのおもちゃが
ピカピカになってかごにおさまりました。
私はそれを
おもちゃの倉庫に持っていくだけ。
ら、、、
楽~~~~~~~!!!
何だったんだ今までの苦労は…
子どもサイズの道具を
生活の中に加えただけで
今まで嫌がっていたことを
子どもが喜んで自らやるようになる
という楽しい例のひとつを見ました。
子どもサイズばんざい!!!
(っていうかモンテッソーリ教師として早く気づけよ私w)